加齢による難聴は高音から始まり徐々に中低音に及びます。やがて全域にわたって聴力が悪化します。それに伴って加齢性耳鳴りは初期の高音「キーン」からやがて中低音「ゴォー」「ザー」という音になります。さらに「ジャー」「ガー」など全域に広がる音になります。聴力は加齢に伴い徐々に確実に悪化していきます。人によって差はありますが、80歳を超えたあたりから聴力は目立って悪化し、9 0歳以上になると全域にわたって聴力の悪い方が少なくありません。聴力が悪化した範囲で耳鳴りが起こりますので、それは広範囲に渡り非常に過酷な音になる場合があります。つんざくような耳鳴りを抑えるためにTAT (マスカー)が有効な場合があります。